澁谷俊彦校長の個展がイタリアのメディアに紹介されました!
澁谷俊彦校長が開催している個展『-起源・発生- White Generation / origin-birth』
札幌デザイナー学院校長澁谷俊彦先生が現在、開催している個展『-起源・発生- White Generation / origin-birth』がイタリアのアートウェブサイト「アートブーム」で紹介されました。
日本語翻訳文
札幌にある法邑ギャラリーでは、澁谷俊彦の個展がはじまったところだ。展示は「White Generation origin-birth」と題され、新旧の作品が紹介されている。
そのなかには、今回のために実現した「White Generation」シリーズの連作も含まれる。
この作品は、澁谷自身が木材を集め、それを白く塗り、球状のマップピンで覆ったものだ。その数は1つのオブジェに約800ピース。
日本人作家である澁谷俊彦が、すべての自作品において表現しているのは、再生、そして生まれ変わりながらその先へ行く生命のもつ力だ。作品は自然そのもので、静かで控えめとも言える制作において作者に委ねられているのは、ただ呼び起こすという任務であり、なかでも強調されるのは、習性や迂闊さによって盲目となってしまった私たちが目の当たりにする、いつも同じに、そしていつも違って繰り返される神秘的な光景なのだ。
これについて澁谷は、夏でも北海道の雪深い冬でも、屋外での活動で本領を発揮している。とはいえ、本展に展示されている作品は、屋内と屋外の長所を併せ持っているように思われる。
作家が集めた枝や幹は、複雑で生き生きとしたフォルムをもって選ばれているが、なにより幾層にも積み重なった木肌はその姿を保ったままだ。こうした苔や蓄積物、様々な起伏こそが、この白い色によって化石か原始時代に刻みをいれた岩のようにもみえるこのオブジェの魅力をより豊かなものにしているのだ。
マップピンは、五線譜上の音符のように、樹皮によってひかれた線の上にばらばらと広がっている。アーティストが打ちこんだピンは、一連の「White Generation」のシリーズ新作だけで、1基の木材に約800個にもなる。
澁谷俊彦は言う。「この手法で、私は広がりゆく生命のイメージを呼び起こしました。これらは魚や、両生類の堆積した卵のかたまりのように、または貝類、キノコ、カビであるかのように見えることでしょう」澁谷のすべての作品とおなじく、これらの作品もノスタルジックといえる方法で、とあるメッセージを秘めている。「”自然の循環”という摂理は、いまや少しずつ失われて始めているのです!」そう繰り返しているのだ。
澁谷俊彦個展「White Generation origin-birth」は、法邑ギャラリーにて今月28日まで展示されている。
「澁谷俊彦個展」-起源・発生- White Generation / origin-birth 場所:茶廊法邑(さろうほうむら) 住所:札幌市東区本町1条1丁目8-27 開催日時:2019年/7月17日(水)-7月28日(日)※22日(月)、23日(火)は休廊 時間:AM10:00-PM6:00 HP:https://houmura.jimdo.com/ |
澁谷俊彦校長は国内のみならず、海外からも注目を集める北海道を代表するアーティスト
澁谷俊彦校長は、国内のみならず、海外からも注目を集める北海道を代表するアーティストであると同時に教育者としても高く評価されています。
札幌デザイナー学院には澁谷俊彦校長を含め業界の第一線で活躍する講師が多数在籍。「本物を知る」講師から「本物を学べる」環境が整っています。
澁谷 俊彦(しぶや としひこ)
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